ちーちゃんの涙
退院準備を手伝うため病院に着くと、ちーちゃんは泣いてました。
ベッドに伏せって「(すー君に)何もしてあげられない。。。」と泣き続けるちーちゃん。
なるほど。100%来ると思ってたけど、ようやく来たか、産後うつ。
ちーちゃんは、昨日の朝から頭痛に悩まされているため、昨夜はすー君を新生児室に預けていました。自分でお世話できないことを、深く気にかけていたようです。
とはいえ、昼間はしっかりお乳をあげてるし、ミルクもあげてるし、オムツも取り替えてるし、寝かしつけてるし。十分過ぎるほどお世話してるよ。それに、頭痛がひどいときは仕方ないし。
などと言いたくなるのをこらえて、「すー君は、ちーちゃんがいるだけで、十分幸せなんだよ。」という趣旨のことを、ゆっくり語りました。ようやく泣き止むちーちゃん。
それから義母が到着し、一緒に荷物を整理し、すー君のオムツを取り換え、お乳とミルクを飲ませ、またオムツを取り換えて、自前の衣服に着替えさせると、いつの間にかちーちゃんは笑顔になっていました。
精算をすませて病院を出ます。ちーちゃんとすー君とお義母さんは、タクシーに乗って、ちーちゃんの実家に向かいました。